私たち有限会社メディカル・サポート・ツエンティーワンは、大阪府岸和田市を拠点に、MS21訪問看護ステーションを運営しています。
「あなたたちにお願いしたい」と思っていただけるような、“地域で一番”を目指しています。それは数字で図るものではなく、日々の小さな対話の積み重ねに根ざした、揺るぎない信頼関係を築くことだと考えています。そのため、利用者様の心身の健康を守るだけではなく、ご家族や医療・介護の関係機関とも密接に連携しながら、心を通わせるケアを届けることを大切にしてきました。利用者様の暮らしに寄り添いながら、「あなたたちに頼んでよかった」と心から感じていただけるよう、日々取り組んでおります。
しかし、こうした想いを実現するうえで、大きな壁に直面していました。訪問看護の現場では、職員が外出先や訪問中に固定電話の着信に応じられないことがあり、転送サービスは実施していましたが、どうしても転送先の1回線に負荷がかかり、即座に対応できないという課題がありました。ご連絡をお待たせするたびに、利用者様やご家族の不安が生じてしまうこと、つまり、安心や信頼が損なわれてしまう状況に、もどかしさを感じていました。加えて、文字情報では伝えにくい「大丈夫ですよ」という声のトーンや温かさを届けられない、という悩みも抱えていました。
声の力が、利用者様やご家族にとってどれほど大きな安心感につながるかを知っているからこそ、これらの課題は深刻なものでした。
そんな私たちにとって、SUBLINEとの出会いは「どうすれば現場の即応性を高め、安心や信頼を損なわずに対応できるか」という問いへの答えとなりました。SUBLINEは、自分のスマートフォンから050番号での受発信が可能となり、現場の一人ひとりが「どこでもすぐに声を届けられる」状態を実現してくれます。
さらに、職員のスマートフォンにアプリを入れるだけでよい手軽さと、公私を分けた業務用番号をすぐに持てる仕組みにより、現場への負担を抑えて導入を進められる点も、大きな後押しとなりました。新たな端末を準備する必要がなく、コスト面でも無理のない形で整えられたことは、組織にとっても大きなメリットでした。
SUBLINEを導入してから、訪問看護の現場では大きな変化が生まれました。急時だけでなく日常的な問い合わせにも、外出中や移動中などの場面にかかわらず、タイムリーな対応が可能になりました。また、声のトーンやニュアンスを通じて「大丈夫ですよ」という想いをそのまま届けられることも、離れて暮らすご家族の安心感に寄与できていると感じています。
私たちは、こうした日々のやり取りを、心に寄り添う“ケアの時間”であると捉えています。導入開始時は、発着信件数は約10件/月にも満たない状態でしたが、現在では約80件/月まで発着信件数が増えました。約80件の平均通話時間は1分30秒程度と短い通話時間ですが、そういった短い通話が増える=小さいことでも気軽に連絡・相談出来る環境になったことに、運営側としては非常に喜びを感じます。
このように、利用者様やご家族との信頼を少しずつ育んでいく、その一歩一歩の積み重ねこそが、私たちの目指す訪問看護のかたちです。
「困ったときには、あのステーションに任せれば大丈夫」と言っていただける信頼関係は、誰か一人の力で成し遂げられるものではありません。職員一人ひとりが日々積み重ねる小さなやり取りの延長線上に育まれていくものです。そうした丁寧な対話の機会をつくってくれるSUBLINEは、私たちのケアにとって欠かせない存在です。
ICT化・DX化へと進む今の時代だからこそ、「声」を届ける大事さを胸に刻みながら、「何でも気軽に相談出来る心の拠り所」である"地域で一番"の訪問看護ステーションを目指し、SUBLINEとこれからも歩んでいきたいと思います。
現場で交わされるコミュニケーションが、これほどまでに利用者様やご家族の安心と信頼を支えていることを、今回の取材で改めて感じました。顔の見えない場面が多い訪問看護だからこそ、SUBLINEを通じた声は“ケアの時間”として重要な役割を果たしているのだと考えます。
このたびは、貴重なお話を聞かせていただき、誠にありがとうございました。利用者様・家族・関係機関とのつながりを何より大切にされる姿勢と、「地域で一番」を目指すお取組みを、これからも心より応援しています。
有限会社メディカル・サポート・ツエンティーワン ご担当者様
ご協力ありがとうございました