スマホを固定電話化する方法をわかりやすく解説します。IP電話アプリや転送サービス、スマホ連動機能付き電話機などの方法を比較し、スマートフォンで固定電話番号を利用するメリット・デメリットや選び方も紹介します。
スマートフォンの固定電話化とは
スマートフォンの固定電話化とは、IP電話アプリやクラウド電話サービスなどを利用し、スマートフォンを固定電話の代わりとして活用することです。会社や店舗に設置した固定電話機だけでなく、スマートフォンでも仕事用の電話番号を使って電話対応できる環境を構築します。
050番号を取得して利用する方法のほか、サービスによっては03・06などの固定電話番号をスマートフォンで利用することも可能です。また、現在の固定電話への着信をスマートフォンへ転送する方法もあります。
「外出先でも会社への電話を受けたい」「スマートフォンから仕事用の番号で発信したい」「固定電話機そのものをなくしたい」など、目的によって適した方法が異なるため、それぞれの仕組みを理解して選ぶことが大切です。
スマートフォンで固定電話番号を使う仕組み
スマートフォンで固定電話番号を利用する方法のひとつが、インターネット回線を利用するIP電話やクラウド型の電話サービスです。
専用アプリなどを利用することで、スマートフォンから仕事用の電話番号で発着信できるサービスがあります。外出先で会社への電話を受けるだけでなく、スマートフォンから仕事用の番号を使って取引先へ折り返すといった使い方も可能です。
ただし、利用できる電話番号や発着信の仕組み、現在使用している固定電話番号を引き継げるかどうかはサービスによって異なります。導入前に利用条件を確認しておきましょう。
スマートフォンの固定電話化でできること
スマートフォンを固定電話の代わりとして活用すると、オフィス以外でも仕事の電話に対応しやすくなります。
サービスによって異なりますが、仕事用電話番号での発着信、個人番号と仕事用番号の使い分け、複数の社員による電話対応、留守番電話や通話録音などが可能です。
特に営業などで外出する社員が多い企業やテレワークを導入している企業では、固定電話の前に社員が常駐しなくても電話に対応できるため、電話の取りこぼし防止や業務効率化にもつながります。
050番号と03・06などの固定電話番号の違い
050番号はIP電話に割り当てられる電話番号で、特定の地域にひも付いていません。一方、03は東京、06は大阪というように、市外局番から始まる固定電話番号は地域との結びつきがあります。
スマートフォンを固定電話化できるサービスには、050番号を利用するものだけでなく、03・06などの固定電話番号に対応しているものもあります。
そのため、サービスを選ぶ際は、単にスマートフォンで電話できるかだけでなく、050番号で問題ないのか、会社所在地に対応した固定電話番号を利用したいのかまで考えて選ぶことが大切です。
スマートフォンを固定電話化するメリット
スマートフォンを固定電話化すると、会社の電話対応をオフィスだけに限定する必要がなくなります。外出やテレワークが多い企業では、電話対応の効率化だけでなく、設備や運用にかかるコストを抑えられる可能性もあります。
外出先でも会社への電話に対応できる
スマートフォンで会社の電話番号への着信を受けられる環境を整えれば、外出中や移動中でも電話対応ができます。
営業担当者など外出の多い社員でも、オフィスにいる社員へ取り次ぎを依頼せず、その場で電話に対応しやすくなります。顧客からの電話を取りこぼしたり、折り返しまでに時間がかかったりするケースを減らせることもメリットです。
固定電話機や電話回線にかかるコストを削減できる
スマートフォンを固定電話の代わりに利用できれば、サービスによっては固定電話機やPBXなどの設備を用意する必要がなくなります。
すでに社員が利用しているスマートフォンを活用できるため、新たな電話機の購入や設置にかかる費用を抑えられる可能性があります。オフィスの新設や移転などを機に、電話環境を見直したい場合にも適しています。
個人の携帯電話番号を取引先に知らせずに済む
仕事の電話に個人のスマートフォンを使用すると、取引先や顧客に個人の携帯電話番号を知られてしまうことがあります。
仕事用の電話番号をスマートフォンで利用できるサービスなら、1台の端末でプライベート用と仕事用の番号を使い分けることが可能です。個人番号を公開する必要がなくなり、仕事とプライベートの電話を分けて管理しやすくなります。
テレワークや複数拠点でも電話対応しやすくなる
スマートフォンを固定電話化すれば、社員がオフィス以外の場所にいても会社の電話に対応しやすくなります。
自宅や支店、出張先などでもスマートフォンを電話端末として活用できるため、テレワークや複数拠点で働く企業にも適しています。働く場所に左右されにくい電話環境を構築できることは、スマートフォンを固定電話化する大きなメリットです。
スマートフォンを固定電話として使う4つの方法
スマートフォンを固定電話として活用する方法には、IP電話アプリや転送サービスなど複数の選択肢があります。それぞれ仕組みや利用できる機能が異なるため、「着信だけできればよいのか」「固定電話番号で発着信したいのか」など、目的に合わせて選ぶことが重要です。
IP電話アプリを利用する
IP電話アプリは、インターネット回線を利用してスマートフォンで電話を発着信する方法です。専用アプリをインストールし、050番号などの仕事用電話番号を取得して利用します。
サービスによっては03・06などの固定電話番号にも対応しており、スマートフォンから仕事用の番号で発着信することも可能です。
固定電話機を用意せず、普段使用しているスマートフォンを活用できるため、比較的手軽に固定電話化したい個人事業主や企業にも向いています。
固定電話からスマートフォンへの転送サービスを使う
転送サービスを利用し、会社の固定電話にかかってきた電話をスマートフォンへ転送する方法です。
現在の固定電話番号を残したまま、外出先でも会社への着信に対応できることがメリットです。すでに広く周知している会社番号を変更したくない場合にも利用しやすいでしょう。
ただし、基本的には固定電話の契約を残す必要があります。また、スマートフォンから折り返す際に相手へ表示される番号などはサービスによって異なるため、事前の確認が必要です。
スマホ連動機能のついた電話機を使う
スマートフォンとの連動機能を備えた固定電話機を導入する方法もあります。固定電話への着信をスマートフォンで受けるなど、電話機とスマートフォンを組み合わせて利用できます。
従来の固定電話を残しながらスマートフォンでも電話対応したい場合に適した方法です。一方で、対応する電話機の購入や設置が必要になるため、固定電話機そのものをなくしたい場合には向いていません。
クラウドPBX・クラウド電話サービスを利用する
クラウドPBX・クラウド電話は、従来オフィス内に設置していたPBXなどの電話機能をクラウド上で提供するサービスです。
スマートフォンを会社の電話端末として利用でき、サービスによっては会社番号での発着信や、複数の社員による電話対応などが可能です。
固定電話機に依存しない環境を構築しやすいため、単に固定電話への着信をスマートフォンへ転送するだけでなく、会社の固定電話そのものをスマートフォン中心の電話環境へ移行したい場合に適した方法です。
スマートフォンを固定電話化する方法を比較
スマートフォンを固定電話化する方法は、利用目的や現在の電話環境によって適したものが異なります。「固定電話番号で発着信したい」「現在の番号を残したい」「複数人で対応したい」など、重視するポイントを明確にして比較しましょう。
固定電話番号で発信・着信したい場合
03・06などの固定電話番号をスマートフォンで発着信したい場合は、市外局番に対応したIP電話やクラウド電話サービスが選択肢になります。
スマートフォンから発信した際にも会社の固定電話番号を相手に通知できれば、外出先からでも会社の電話として対応できます。ただし、利用できる市外局番や条件はサービスによって異なるため、事前に確認が必要です。
今使っている固定電話番号を活用したい場合
現在利用している固定電話番号を活用したい場合は、スマートフォンへの転送サービスが手軽な方法です。固定電話への着信をスマートフォンへ転送できるため、広く周知している会社番号を変更せずに済みます。
一方、固定電話そのものを廃止したい場合は、現在の番号をIP電話やクラウド電話へ引き継げるか確認しましょう。番号の種類や契約状況によっては、そのまま移行できない場合があります。
複数の社員で会社の電話番号を使いたい場合
複数の社員で会社の電話に対応したい場合は、複数端末で利用できるクラウドPBXやクラウド電話サービスが向いています。
社員それぞれのスマートフォンで会社への着信に対応できれば、特定の社員が固定電話の前にいる必要がありません。外出やテレワークが多い企業でも、電話を取りこぼしにくい環境を構築できます。
コストを抑えて導入したい場合
導入コストを抑えたい場合は、既存のスマートフォンを活用できるIP電話アプリやクラウド型のサービスが候補になります。新たに固定電話機や大掛かりな設備を導入せずに利用できるサービスもあります。
ただし、料金を比較するときは月額料金だけでなく、番号利用料や通話料、着信・転送料、オプション料金なども確認し、実際の運用にかかる総額で判断することが大切です。
スマートフォンを固定電話化するときの注意点
スマートフォンの固定電話化には多くのメリットがありますが、従来の固定電話とは仕組みが異なります。通話品質や緊急通報、現在使用している電話番号の引き継ぎなど、導入前に確認しておきたいポイントもあります。
インターネット環境によって通話品質が左右されることがある
IP電話やクラウド電話はインターネット回線を利用するため、通信環境によって通話品質が左右される場合があります。
Wi-Fiやモバイル回線が不安定な場所では、音声の遅延や途切れなどが発生する可能性があります。仕事の電話として利用する場合は、安定した通信環境を確保できるか確認しておきましょう。
110・119などの緊急通報に対応していないサービスがある
IP電話サービスの中には、110(警察)や119(消防・救急)などの緊急通報に対応していないものがあります。
特に固定電話を完全に廃止してスマートフォンへ移行する場合は注意が必要です。緊急通報への対応状況を確認し、利用できない場合は携帯電話回線など別の連絡手段を確保しておきましょう。
現在の固定電話番号を引き継げるとは限らない
現在使用している固定電話番号を、IP電話やクラウド電話へ必ず引き継げるわけではありません。
番号の種類や取得方法、契約している電話会社、移行先サービスなどによって継続利用の可否が異なります。名刺やWebサイトなどで長年使用している会社番号を変えたくない場合は、契約前に番号を引き継げるか確認することが重要です。
サービスによって利用できる機能や料金が異なる
スマートフォンを固定電話化できるサービスでも、対応する電話番号や利用できる機能、料金体系には違いがあります。
月額料金だけでなく、番号取得料や通話料、着信料、転送料、留守番電話・通話録音などのオプション料金も確認しましょう。必要な機能と実際の利用方法を整理したうえで比較すると、自社に適したサービスを選びやすくなります。
スマートフォンの固定電話化に適したサービスの選び方
スマートフォンを固定電話化するサービスを選ぶ際は、料金だけでなく、利用できる電話番号や発着信の仕組み、必要な機能などを比較することが大切です。実際の利用シーンを想定し、自社の電話環境に合ったサービスを選びましょう。
050番号と市外局番のどちらを利用できるか確認する
サービスによって、利用できる電話番号は異なります。050番号のみの場合もあれば、03・06などの市外局番から始まる固定電話番号に対応している場合もあります。
会社所在地に対応した市外局番を利用したい場合は、希望する地域の番号を取得できるか確認しておきましょう。
固定電話番号で発信できるか確認する
スマートフォンで固定電話番号への着信を受けられても、同じ番号を使って発信できるとは限りません。
取引先への折り返しなどにも会社の固定電話番号を使用したい場合は、スマートフォンから発信した際に、相手へ会社番号を通知できるか確認することが重要です。
複数人・複数端末で利用できるか確認する
法人で利用する場合は、1つの電話番号を複数の社員・端末で利用できるかも確認しましょう。
社員それぞれのスマートフォンで会社への着信に対応できれば、担当者の外出やテレワーク時にも柔軟に対応できます。利用可能な人数や端末数、同時着信への対応なども比較したいポイントです。
留守電・通話録音・転送など必要な機能を確認する
固定電話化サービスには、留守番電話や通話録音、転送、着信拒否など、ビジネスに役立つさまざまな機能があります。
必要な機能は企業によって異なるため、「営業時間外は留守電にしたい」「複数の社員へ着信させたい」など、実際の運用を想定して必要な機能を整理しておきましょう。
初期費用・月額料金・通話料金を比較する
料金を比較するときは、月額の基本料金だけで判断しないことが大切です。
初期費用や番号取得料、通話料金、着信・転送料、オプション料金などを含めて比較しましょう。利用人数や毎月の通話時間も考慮し、実際に運用した場合の総額で判断すると、自社に適したサービスを選びやすくなります。
まとめ
スマートフォンを固定電話化すれば、オフィスの固定電話機に縛られず、外出先やテレワーク中でも仕事の電話に対応しやすくなります。
IP電話アプリや転送サービス、クラウド電話など複数の方法があるため、利用したい電話番号や必要な機能、利用人数、料金などを比較して、自社に適した方法を選ぶことが大切です。
スマートフォンで仕事用の電話番号を利用したい場合は、SUBLINE(サブライン)も選択肢のひとつです。
SUBLINEならスマートフォンで050番号や固定電話番号を利用できる

SUBLINE(サブライン)では、スマートフォンにアプリをインストールして、プライベートの携帯電話番号とは別に仕事用の電話番号を利用できるサービスです。050電話番号だけでなく03や06などの市外局番から始まる固定電話番号も利用できます。
会社用の固定電話機を新たに用意しなくても、普段使用しているスマートフォンで仕事の電話を発着信できます。
固定電話機を設置せずに仕事用の電話環境を整えたい場合や、テレワーク・外出先でも会社用の電話番号を利用したい場合は、SUBLINEのようなスマートフォンで利用できる電話サービスを選択肢のひとつとして検討してみてください。
よくある質問
スマートフォンの固定電話化を検討する際によくある疑問について回答します。
Q. スマホで固定電話になる方法はありますか?
はい。IP電話アプリやクラウド電話、転送サービスなどを利用することで、スマートフォンを固定電話の代わりとして活用できます。
利用できる電話番号や機能はサービスによって異なるため、目的に合った方法を選びましょう。
Q. スマホで固定電話にするにはどうすればいいですか?
手軽な方法として、IP電話アプリやクラウド電話サービスを利用する方法があります。専用アプリなどを利用することで、スマートフォンで仕事用の電話番号による発着信が可能になります。
現在の固定電話を残したい場合は、スマートフォンへの転送サービスを利用する方法もあります。
Q. iPhoneを固定電話として使うにはどうすればいいですか?
iPhoneに対応したIP電話アプリやクラウド電話サービスを利用する方法があります。
ただし、iPhoneそのものが固定電話になるわけではありません。対応するサービスを契約し、専用アプリなどを通じて仕事用の電話番号を利用する仕組みです。
Q. スマホで固定電話番号を使うことはできますか?
対応するサービスを利用すれば、03・06などの市外局番から始まる固定電話番号をスマートフォンで利用できます。
ただし、対応する市外局番や利用条件はサービスによって異なるため、事前に確認が必要です。
Q. 今使っている固定電話番号をスマホでも使えますか?
転送サービスを利用すれば、現在の固定電話番号への着信をスマートフォンで受けることができます。
現在の番号自体をクラウド電話などへ移行して利用できるかどうかは、番号の種類や契約状況、利用するサービスによって異なります。
Q. スマホから固定電話番号で発信できますか?
固定電話番号での発信に対応したIP電話やクラウド電話サービスであれば可能です。
スマートフォンから発信した際に、相手側へ03・06などの会社番号を表示できるサービスもあります。利用前に発信者番号の表示方法を確認しておきましょう。
Q. 1つの固定電話番号を複数のスマホで使えますか?
複数端末での利用に対応したクラウド電話などであれば、複数のスマートフォンで会社の電話に対応できます。
ただし、同時着信や利用できる端末数などの条件はサービスによって異なります。
Q. 固定電話をスマホに置き換えれば電話機は不要になりますか?
固定電話機を使わずに発着信できるサービスを導入すれば、電話機が不要になる場合があります。
ただし、緊急通報への対応や既存番号の継続利用など、従来の固定電話とは異なる点があります。固定電話を完全に廃止する場合は、必要な機能を代替できるか確認したうえで移行しましょう。

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監修者
-
株式会社インターパーク/SUBLINEプロジェクトリーダー・マーケティング担当
中途で株式会社インターパークに入社。
仕事で使う050電話アプリSUBLINE-サブライン-のカスタマーサポート担当としてアサイン。
カスタマーサポートを経て、現在は事業計画の立案からマーケティング担当として事業の推進・実行までを担当。
過去、学生時代には2年間の海外留学を経験。
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