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NTT東日本・西日本が「104」番号案内サービスを終了|理由・終了日・代替手段を詳しく解説

NTT東日本・西日本は、電話番号案内「104」と紙の電話帳「タウンページ」のサービス終了を発表しました。
本記事では、サービス終了の理由や終了日、代替方法、高齢者・法人の対応策まで詳しく解説します。

「104」番号案内とは?

かつて「104」は、電話番号がわからないときに頼りになる存在でした。NTTが提供していたこのサービスは、個人・法人を問わず、全国の固定電話番号や一部の携帯電話番号を調べる手段として多くの人に利用されてきました。特に高齢者やスマートフォンを使わない人にとっては、「104」は情報インフラの一部と言っても過言ではありませんでした。

電話番号案内「104」はどんなときに使われていた?

電話番号案内「104」は、相手の電話番号がわからないときに、オペレーターを通じて該当の電話番号を教えてもらうサービスです。たとえば、地元の病院や店舗の番号がわからないとき、インターネット検索ができない環境でも104に電話をかければ、名前や住所をもとに番号を教えてもらうことができました。

とくに高齢者や視覚に不自由のある方、災害時などネットが使えない状況で、104は非常に貴重な情報源として機能していました。

紙版「タウンページ」との違いとは?

タウンページは、電話帳として配布されていた冊子で、事業所の電話番号が業種ごとに整理されているものです。一方で「104」は、リアルタイムでオペレーターが対応し、電話番号を音声で案内するサービスです。

両者の違いは「能動的に探す」か「受動的に案内してもらう」かにあります。タウンページは自分で調べる必要があり、情報が冊子に記載された時点で固定される一方、104は常に最新の情報を提供できる利点がありました。

電話番号案内の仕組み

「104」番号案内では、NTTが保有する「加入者電話帳情報」データベースをもとに、オペレーターが検索・確認を行い、番号を伝える仕組みでした。個人情報保護の観点から、番号の案内には制限があり、非公開番号や本人が掲載を拒否しているものは案内されません。

また、法人の情報については、タウンページなどに登録された事業所であれば比較的案内が可能でしたが、それでも一部は案内対象外となっていました。

「104」番号案内はいつ終了するのか?

長年にわたり親しまれてきた電話番号案内サービス「104」ですが、ついにその役目を終えることとなりました。利用者の減少や時代の変化にともない、NTTは段階的にサービスを終了する方針を公表しました。

いつ終了するのか?

引用:電話帳(タウンページ等)および番号案内(104番)の終了について【NTT東日本公式より】

NTT東日本・西日本は紙版「タウンページ」および「104」番号案内を、2026年3月31日をもって終了すると公式サイトにて発表しました。
これにより、全国で104番に電話をかけても、番号を教えてもらうことはできなくなります。

なお、2024年中から段階的な案内内容の縮小が行われており、一部地域や条件によってはそれ以前にサービスの簡素化が始まっていました。

NTTの公式発表の内容とは?

NTT東日本・西日本は、公式サイトにて、「104」番号案内サービス終了の理由と代替手段の案内を公表しました。主な発表内容は以下の通りです。

  • 利用者数の大幅な減少により、サービス維持が困難となった
  • スマートフォンの普及やネット検索の拡大によるニーズの変化
  • 代替案として、音声ガイド付き電話帳サービスやウェブ検索の活用を推奨


また、高齢者や障がいを持つ利用者への対応として、地域によっては別途サポート窓口の案内も示されました。

なぜ「104」番号案内が終了するのか?

「104」番号案内は、かつて人々の暮らしに密着した情報インフラのひとつでした。しかし、社会の変化とともにその役割は徐々に薄れ、ついに終了という決断が下されました。
ここでは、「104」終了の背景にある主な要因を解説します。

利用者数の減少と時代の変化

かつては年齢や職業を問わず広く利用されていた「104」番号案内ですが、近年は利用者が急激に減少していました。ピーク時に比べて「104」の利用件数は90%以上減少したという調査もあり、サービス維持に対する需要と供給のバランスが崩れていたのです。

引用:NTT東西が電話番号案内「104番」と電話帳「タウンページ」を2026年3月をもって終了 後継は「iタウンページ」【ITmediaより】

スマートフォンやインターネット検索の普及

スマートフォンやインターネットの普及は、情報検索の手段を根本的に変えました。電話番号を知りたいときも、Google検索や地図アプリを使えばすぐに調べられる時代です。

さらに、企業や店舗側も独自のホームページやSNSで電話番号を公開しているため、「104」番号案内に頼らずとも正確な情報にアクセスできる環境が整いつつあります。こうした情報流通の変化により、「104」番号案内の役割は急速に縮小していきました。

「104」番号案内の終了による影響

「104」番号案内は、NTT東日本およびNTT西日本が運営していましたが、実際にはKDDI(au)やソフトバンクなど他の通信キャリアも「104」への接続サービスを提供していました。これらのキャリアも、NTTに合わせて順次サービスを終了します。

つまり、「104」番号案内という全国共通のインフラ的サービスが一斉に終了するという形になります。

「104」が終了することにより、「これからはどうやって電話番号を調べればよいのか?」という不安の声が上がっています。とくに高齢者や法人利用者にとっては切実な問題です。

「104」番号案内の代替手段はあるのか?

NTTが案内している手段や民間サービス、スマートフォン検索など、「104」に代わる具体的な方法を紹介します。

NTTが案内している代替サービス

NTTは「104」終了にともない、「タウンページデータベース」を活用したオンラインサービスの利用を推奨しています。具体的には以下のようなサービスがあります。

  • iタウンページ:事業所の電話番号・住所・業種などをインターネット上で検索可能なNTT提供の無料サイト
  • タウンページデータベース連携サービス:法人向けに提供される業務用番号情報提供サービス(有償)


ただし、iタウンページは主に事業所が対象であり、個人宅の電話番号検索には対応していない点に注意が必要です。

スマートフォンでの検索方法

現在では、スマートフォンやPCからのインターネット検索が主流です。たとえば、GoogleやYahoo!で「◯◯病院 電話番号」などと検索すれば、すぐに番号が表示されます。また、以下のようなアプリも有効です。

  • Google マップ:施設名やカテゴリで検索し、電話番号・営業時間などが表示される
  • NAVITIME・Yahoo!ロコ:地域情報に特化したサービスで、番号・地図・経路案内がセットで確認可能


これらの手段は若年層には浸透していますが、高齢者にとっては操作が難しいケースもあるため、サポートが必要になることもあります。

高齢者向けの民間サービスは?

一部の自治体や民間企業では、高齢者向けに以下のようなアナログ・支援型サービスを提供しています。

  • 地域包括支援センターや福祉窓口による相談対応
  • シルバー向け電話代行・情報案内サービス(有料)
  • 電話番号を登録しておくシンプルな電話帳端末(音声対応機器)


また、家族が普段からよく使う連絡先を紙にまとめておく・電話機に登録しておくといった工夫も、代替策として非常に有効です。

よくある質問(FAQ)

「104」番号案内サービスの終了にともない、多くの方から寄せられている疑問や不安の声にお答えします。特に高齢者や支援者、法人利用者にとって実用的なQ&Aをまとめました。

なぜ104サービスが終了するのでしょうか?

利用者数の著しい減少と、インターネット検索など他の手段の普及により、サービスの維持が困難になったためです。オペレーターによる人力対応はコストが高く、経済的な持続可能性も課題でした。

104ってまだありますか?

2026年3月31日をもって、NTT東日本・西日本が提供する「104」番号案内はサービス終了することになっています。

104の代わりになる番号は?

104に代わる「新しい専用番号」はありませんが、NTTのiタウンページや、各社のホームページ、地図アプリなどが代替手段として利用できます。また、自治体や高齢者向けに補助的な案内窓口を設けている例もあります。

高齢の親が困らないようにするにはどうしたらいい?

よく使う電話番号をあらかじめ電話機に登録したり、紙に大きく書いて貼っておいたりする方法が有効です。また、操作が簡単なシニア向けスマホや音声対応の固定電話を活用するのもおすすめです。

タウンページも使えなくなるの?

紙のタウンページ(職業別電話帳)の配布も縮小傾向にありますが、希望すればNTTから郵送してもらえる地域もあります。ただし、配布には事前申し込みが必要なので、地域のNTTに確認してください。

スマホを持っていない人はどうすればいいですか?

スマホを使えない方には、家族のサポートや地域の福祉サービスを活用する方法があります。電話帳を紙で整理したり、電話機に連絡先を登録するなど、アナログな工夫が重要になります。

NTT以外の代替サービスはありますか?

はい、一部の民間企業が高齢者向けの番号案内や生活支援のサービスを提供しています(例:有料のオペレーター代行サービス)。また、スマホ操作支援付きの電話相談窓口を開設している自治体もあります。

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PROFILE

星 拓登
星 拓登
株式会社インターパーク/SUBLINEプロジェクトリーダー・マーケティング担当
中途で株式会社インターパークに入社。
仕事で使う050電話アプリSUBLINE-サブライン-のカスタマーサポート担当としてアサイン。
カスタマーサポートを経て、現在は事業計画の立案からマーケティング担当として事業の推進・実行までを担当。
過去、学生時代には2年間の海外留学を経験。
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